アンチエイジング(抗加齢)医学は、健康長寿とQOL(生活の質)を保つことをめざす「究極の予防医学」です。
多くの 100歳を越えて元気な高齢者たちの研究から、筋・骨・血管・ホルモン・神経のポイントを若く保つことが大切だとわかりました。どの項目が実年齢より若く、どの項目が実年齢より衰えているのか。それを的確に判断し、どのように生活を変えるべきかを提案するのがアンチエイジング医学であり、究極の予防医学なのです。
従来の人間ドック・検診は、病気の早期発見・早期治療を目的とします。 つまり、病気になった人を早く見つけるのが人間ドックです。
アンチエイジングドックは、病気になる前から自分の体の弱点や老化度を判断し、予防方法を提案するための検査です。
健康長寿を得るには、筋年齢・骨年齢・血管年齢・ホルモン年齢・神経年齢が「実年齢×0.7~0.8」の範囲にバランスよくあることが必要です。
アンチエイジングドックでは、筋年齢・骨年齢・血管年齢・ホルモン年齢・神経年齢を測定し、老化度の判定をします。
さらに、危険因子を判定し、抗加齢医学専門医が老化防止のアドバイスをします。
筋、血管、神経、ホルモン、骨の5項目で検査を行い、その測定結果をもとに身体の老化度を割り出します。
酸化ストレス度とメタボリック危険度を検査し、危険因子を判定します。
アンチエイジングドックは、一般健診と一緒に受けて頂くことが基本ですが、3ヶ月以内に一般健診を受けられている方は、ご相談下さい。
予約制となっておりますので、お電話またはメールにてお申し込み下さい。
酸化ストレス度と抗酸化力を自動的に簡単、短時間に測定します。 少量の血液で測定します。
酸化ストレス度 (d-ROMテスト) |
身体が活性酸素・フリーラジカルによってどのくらい酸化しているかを調べます。 |
抗酸化力 (BAPテスト) |
過剰な活性酸素・フリーラジカルによる酸化作用を打ち消す力がどれくらい有るかを調べます。 |
検査料 |
7,700 円 |
サプリメントは、日常の食生活で不足しがちな食品成分の補給・補完を目的に利用するものと考えられ、栄養補助食品とも訳されています。
米国では通常の食品形態とは明らかに異なる形態(錠剤やカプセル)のものが dietary supplement、また欧州では同様のものが food supplementと定義されています。
一方、わが国ではサプリメントという言葉に海外のような明確な定義はなく、錠剤やカプセル形態だけでなく、飲料やゼリーのような明らかな食品形態のものもサプリメントとして認識されています。つまり、形態、含有成分、品質などの点で様々な製品がサプリメントとして市場に流通しています。
サプリメントを有効かつ安全に利用するためには、まず素材レベルならびに製品レベルで品質を確保し、またそのチェックシステム(成分分析法)を確立しなければなりません。
2007年6月22日、米国FDAはdietary supplementについて、質の高い製造法、汚染物質や不純物混入の防止、正確な表示の確保を目的とした、現行の適正製造規範(current good manufacturing practices:CGMP)を要求する最終規則を発表しました。
この規則により製造業者には有害物質の混入がなく、またラベルに表示されている通りの製品の提供が義務付けられることになりました。
以上、日本抗加齢医学会雑誌 Vol 3,No 4,P14-18,2007より抜粋